この<つきのくさぐさ>の最初期に書いた記事、
「月」(上村松園 『雪月花』)ですが、
昨日、鍵コメで、「今日(4月22日)まで皇居の宮内庁三の丸尚蔵館で『雪月花』が公開されてますよ」
との貴重情報をいただきまして、
(過去記事を読んでわざわざお知らせくださったそうです。本当に御礼申し上げます。)
さっそくぎりぎりながら駆けつけることができました。
皇室お買い上げの品ですので、なかなか逢えない名品。
「月」の後ろ向きの女性のほつれ毛、
「雪」の御簾越しの微笑み、
「花」の振り分け髪の少女の愛らしさ、
じっくり堪能するまで見てまいりました。
愛する『雪月花』のためならば、普段は買わない図録も即買いです(笑)。
小規模の展覧会でしたが、香淳皇后(昭和天皇の皇后)の作品を中心に
その日本画の先生である高取稚成、川合玉堂、前田青邨ら
(すでに先生からして錚々たるビックネーム。さすがは皇后陛下)
の諸作が十分にたのしめました。
惜しむらくは、もっと早く知っていれば、みなさんにお伝えもでき、
美術館に足を運んでいただけたのですが・・・。
それでも、昨日のお知らせがなければ、私は気づかずに過ぎていたと思うので
あらためて人のご縁とブログのご縁に感謝する次第です。