つきのくさぐさ



カテゴリ:「画」の月( 7 )


「雪月花」に逢う機会

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この<つきのくさぐさ>の最初期に書いた記事、「月」(上村松園 『雪月花』)ですが、
昨日、鍵コメで、「今日(4月22日)まで皇居の宮内庁三の丸尚蔵館で『雪月花』が公開されてますよ」
との貴重情報をいただきまして、
(過去記事を読んでわざわざお知らせくださったそうです。本当に御礼申し上げます。)
さっそくぎりぎりながら駆けつけることができました。
皇室お買い上げの品ですので、なかなか逢えない名品。
「月」の後ろ向きの女性のほつれ毛、
「雪」の御簾越しの微笑み、
「花」の振り分け髪の少女の愛らしさ、
じっくり堪能するまで見てまいりました。
愛する『雪月花』のためならば、普段は買わない図録も即買いです(笑)。

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小規模の展覧会でしたが、香淳皇后(昭和天皇の皇后)の作品を中心に
その日本画の先生である高取稚成、川合玉堂、前田青邨ら
(すでに先生からして錚々たるビックネーム。さすがは皇后陛下)
の諸作が十分にたのしめました。
惜しむらくは、もっと早く知っていれば、みなさんにお伝えもでき、
美術館に足を運んでいただけたのですが・・・。
それでも、昨日のお知らせがなければ、私は気づかずに過ぎていたと思うので
あらためて人のご縁とブログのご縁に感謝する次第です。
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by variousmoon | 2007-04-22 21:51 | 「画」の月

ドイツ・ロマン主義と月(国立西洋美術館『ドレスデン国立美術館展』)

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こんばんは。
お盆休み前に行っていたのにUPが遅くなってしまいましたが、
先日、上野の国立西洋美術館
ドレスデン国立美術館展~世界の鏡~(9月19日まで)に行ってまいりました。

もともとはさほど注目していなかった(…)展覧会でしたが、
偶然、この記事を読みまして突如開眼(笑)。
「月光に宿る神秘と静寂」
ドイツ・ロマン主義の画家たちによる、月を描いた作品が揃うと聞いて、
これはなんとしても行かねば!と思った次第にございます。
(注:この紹介記事は、東京に巡回する前の兵庫展のものですが、
展示替えはなく、東京展でも同じだけの絵画が見られます)

トップの画像は、リンク先記事から勝手に拝借した(すみません)『満月のドレスデン』ですが、
この写真も、会場で売っていた絵はがきも、
どうもこの絵の月光の美しさを正確にあらわしていない気がいたします。
もしお近くで、ご都合がつく方は、是非会場に足をお運び下さい。
お月さま以外にも見どころはいろいろある、充実の展覧会でした。
おすすめです。
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by variousmoon | 2005-08-18 23:55 | 「画」の月

『南の島の恋の歌』(Cocco 文・絵・訳)

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Coccoという歌手をご存知でしょうか?
97年にデビューし、2001年4月に突然活動を中止してしまった彼女ですが
今でも根強いファンがいる独自の世界を持った人です。
Coccoの歌の魅力をひとことではとても語れないし、
そもそもどこにどう惹かれるのか・・・私自身にも分析できないのですが、
この絵本にもCoccoの素晴らしさの一端が表れていると思います。
写真はこの本の1ページ目。
写ってませんが左のページには、「例えばこんな月の夜 人魚は歌うのです」とあります。
(このあとの展開は秘密)。

作詞もしていた人だから、ことばがいいのは分かるとしても、
なんといっても絵の存在感がすごいのです。
この絵は、クレヨンを何層にも重ねて描き
あとから必要な部分を削って色の多様性を出しているのだと聞いたことがあります。
芸術的センスは全くない私のことですから、もうひたすら舌を巻くしかないのですが・・・
教わった絵というより、自分のこころの赴くままに
純粋に描いている、そういう印象があります。

この『南の島の恋の歌』は絵本2作目(2004年8月刊)で、
1作目は『南の島の星の砂』といいます(2002年9月刊)。
両方とも、私がCoccoのファンであることを差し引いても、
十分におすすめできるすばらしい作品だと思いますので、
ご興味を持たれた方は、ぜひ手にとってご覧下さい。
Coccoの歌をご存知ない方の感想を、むしろ伺ってみたいです。

こっそり
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by variousmoon | 2004-12-08 23:20 | 「画」の月

『月光の響き』(藤城清治)

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「藤城清治の世界 光と影のシンフォニー」(写真美術館HPトップから入ってください)

東京都写真美術館で現在開催中(7月17日~9月5日)の展覧会です。
新聞の広告で見て、とりわけこの影絵に惹かれました。
新聞で紹介されていたのは、「まもなく開催」の頃だったかと思うので、
もう1週間以上も前になりますが・・・。
ちょうど、蒼月兎さまの惚れ惚れするような作品、
『月夜の独奏会』
を直前に堪能していたところでしたので、思いっ切り連想してしまいました。
蒼月兎さまにつつしんで捧げます(遅くなってしまいましたが)。
もちろん、BGMは「パッヘルベルのカノン」で。

スポットライトのように降りそそぐ月光が、ただただ涼しげであります。
チェロって、「人間の声に一番近い楽器」と言われて
とても深いまろやかな音が出ますよね。
好きな楽器です。
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by variousmoon | 2004-07-25 22:25 | 「画」の月

「月光砂漠らくだ行」(平山郁夫)

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朝、いつものように新聞を読んでいました。
平日の朝は慌ただしく過ぎます。
新聞も適当に読み飛ばすような感じです。
当然・・・ちらしなんて見てる暇はありません。
しかし、さっさと片付けようと、まとめて抜き取ったところ、
この絵がちらりと見えました。

・・・あ。

目が吸い寄せられるという現象をひさびさに感じました。
平山郁夫は高名な日本画家なので、前から知っていましたが、
この絵は初めてみたもので。

実は今回吸い寄せられたのは、満月ではなくて、空です。
(ただ、月も相乗効果をかもし出していると思うのですが)。

夜空なのに蒼く、もちろん昼の空の青とも、海の紺碧とも違う色。
詳しく違いを言えといわれてもきっと無理ですけれども、
もう1人の好きな日本画家である、東山魁夷の青の色使いとも違う色です。

2年前でしょうか。薬師寺の障壁画が完成したときに
特別拝観で見に行ったことがあります。
そのときに出会った色の記憶を思い出していたら・・・
家を出る時間がいつもより10分も遅れてしまいました(笑)。

よくある展示即売会のちらしだったのですが、
家に配達されてくれたことを感謝いたしました。
(普通、ちらしは直行で廃品回収行きなのです)
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by variousmoon | 2004-06-03 00:19 | 「画」の月

夜桜と三日月(その2)(速水御舟『春の宵』)

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下の不出来な写真を、そっくりそのまま絵にしたような日本画。
今日たまたま実物を見る機会がありまして
視界に入った瞬間、駆け寄っていってかじりついた私でした。
(連れは呆然としていました。笑)
画面の片隅に、ひっかき傷のように描き込まれた三日月は
夜桜のほの白さにも負けぬほどの存在感で私を呼んでいました。
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by variousmoon | 2004-04-03 22:08 | 「画」の月

「月」(上村松園 『雪月花』)

もともと上村松園は好きな画家ですが、
松園の偉大さを知るだいぶ前から、この絵には出会ってました。
高校の副教材の資料集で。
その資料集を使う授業になると、指定されたページを開けず
このページばっかり眺めていたものです(笑)。

「雪」「花」もそれぞれによいけど、
やはり月好きには、「月」はたまらない魅力です。
月を見上げる平安装束の女性二人。長い黒髪に降り注ぐ月光。

・・・写真ではなくいちどは本物の絵を見たいものですが
たしかこれは皇室お買い上げだったと思うので
なかなか展覧会などでもお目にかかれないでしょうね・・・。
というわけで、転載禁止と知りつつも画像を載せます。すみません。
Copyright (C) 2001~.Nature&Human. All Rights Reserved 

☆8/13追記:Nature&Human管理者様より無断転載の警告を受けました。
直ちに画像削除させていただきます。
まことに申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。
Nature&Human 名画壁紙
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by variousmoon | 2004-03-22 22:57 | 「画」の月


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