図書館でまずタイトルに惹かれて手に取り
「初めて出会う「書の絵本」」という帯の文句が気に入って借りました。
読んでみるとまさに絵本。
見開きの左ページに漢字1字の書が、右ページに写真と文が置かれていますが
吸引力はあきらかに書のほうにあり、つい目が左に行ってしまいます。
また、線の力強さといい1字のバランスといい、
『文字』というよりは『アート』の領域に感じられます。
というわけで、1度目は左ばかりを向いて読み終えた私でしたが、
2度目はつとめて右を向いて読むようにしました(笑)。
すると、また、文章もとても素晴らしいのでした。
1ページにほんの1,2行なのですが、
目立たぬながら、書のパワーを受け止めて跳ね返すだけの「言葉の力」があります。
さすがは谷川俊太郎・・・と申しましょうか。
書で取り上げられた漢字が何か、文がどんな文なのか
引用したいのはやまやまですが、ネタバレになるので自粛します。
ただ、タイトルどおり「月」「人」「石」は必ずあるので
ご興味のある方はご覧になってくださいませ。
なお、この本の最終ページのおまけは、
本書で取り上げられた全漢字の
「中国語」「韓国・朝鮮語」「インドネシア語」「アイヌ語」「琉球語」「タイ語」「ベトナム語」
「エスペラント」「スワヒリ語」「ヒンディー語」「スペイン語」「英語」「イタリア語」「ドイツ語」
「ロシア語」「フランス語」「フィンランド語」「アラビア語」「ヘブライ語」
での表記がずらりと勢ぞろいです。
つまり、「月」も、この19カ国分あるんですよ~!!
文字も完全現地表記ですし(例:ハングル・ロシア語)、
発音記号等も付いていませんから
「読み方が分からない」んですが・・・それでもわくわくしますね。
さてみなさま、何か国ぶん、お分かりになられますか?