月の言の葉は夜の中で
<夜の虹>のブログで、
ゆうべ素敵な月語りを拝読しました。
「 ほんとうの
月の明かりが
感じられますか
ほんとうの
月の言の葉が
聞こえますか 」
自分に関して言えば、答えは否です。
都会育ちの悲しさで、本当の夜の暗さを知らず、
本当の月の明るさも知りません。
(だからこそ、月に恋焦がれているのだとも言えますが・・・。)
でも、この歌を詠んだ和泉式部には、
きっと月の明かりも月の言の葉も身近だったに違いありません。
月のひかりの降る音が聞こえていたのですから。
どんな音だったのでしょうか?
音もなく降りしきる霧雨のような、ほんの微かな気配だったのでしょうか?