「奈良くらい月が似合うところはないな」
この本をひとことで表現しようとするなら、
作中人物の台詞であるこの言葉をいただきます。
ストーリーは、ここで書くと
面白さが半減どころか10分の1になりますので書きませんが、
(とにかくどんでん返しに次ぐどんでん返しです)
ストーリーよりむしろ、描かれる奈良の風景が見どころかもしれません。
橿原神宮、藤原宮跡、奈良市内、山辺の道、斑鳩、
そして物語でいちばん重要な明日香の地。
舞台を移し巡り巡るうちに、なんとなく自分も旅をしているような錯覚に陥ります。
特に奈良を訪れたことのある方におすすめします。
最後の最後に、タイトルの「まひるの月」が何の象徴なのか
ぼんやりと想像出来るような気がしました・・・。